再エネで地域社会をデザインする
小林 久 編
京都大学学術出版会
ISBN: 9784814002689

京都大学学術出版会ホームページ
https://www.kyoto-up.or.jp/books/9784814002689.html

-内容紹介-
かつて農山村は、食料、木材、燃料の供給地だった。
それが今では物資やサービスを域外から購入する不均衡に陥り、
「地域消滅」が叫ばれるほどに疲弊している。
大規模・集中エネルギーシステムの見直しが迫られる今、
地域内で発電可能な再エネによって富をとどめ、人を呼び込む取り組みが注目されている。
小水力発電、太陽光、バイオマス……全国の知恵を集めた本書に地方再生の戦略が詰まっている。

目次
まえがき

Ⅰ 再生可能エネルギーを地域づくりに活かす「かたち」とプロセス
1章 持続的な地域社会形成と再生可能エネルギー [小林 久]
小論(1) 地域ケアとしてみる地域主導の取り組み [西脇友子]
2章 再生可能エネルギーとコミュニティ [小林 久・鈴木耕太]
小論(2) コミュニティ診断図の提案 [小林 久・鈴木耕太]

Ⅱ 再生可能エネルギー開発の地域経済・社会への波及
3章 再生可能エネルギー開発による地域付加価値の創造コミュニティ [中山琢夫]
4章 コミュニティ・エネルギーを体現する地域社会の形成 [本田恭子]
小論(3) コミュニティによる小水力開発への挑戦と課題 [原 弘幸]

Ⅲ ローカルベンチャーとしての再エネ開発と自治体の役割
5章 市町村の再生可能エネルギー政策 ~各地の取り組みとその意義を問う [奈良泰史]

あとがき
索引

コラム①元気な地域とは? [奈良泰史]
コラム②地域密着の地域新電力「ローカルでんき」 [小林 久]
コラム③西粟倉の取り組み紹介と評価 [奈良泰史]
コラム④地域付加価値分析から見える持続性 [中山琢夫]
コラム⑤会津電力の取り組み紹介と評価 [奈良泰史]
コラム⑥大人の取り組み紹介と評価 [奈良泰史]
コラム⑦小水力開発の地域組織 [本田恭子]

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